DIGITAL HOLMES 試食会

博多駅
→京都を出たイブカは、山陰をまわり九州の博多で降りた。
→改札を出て、人通りの少ない階段を探して座り込んだイブカが、新幹線ホームで買ったばかりの駅弁を開いた。明太子の辛さにミネラル・ウォーターを流し込んだイブカの前に、なぜかアルが立っていた。
※箱の半分にご飯が九州の形に詰められて、残りの半分は九つに仕切られておかずが並んでいる駅弁は〔九州の彩〕。予約せずにゲットするのは難しいらしい。
→啓と美咲が博多駅に着いた。
→西口広場で、エキケンは演奏を始めた。
→ビーグル＆プードルが演奏をはじめた。
ベトナム料理店
博多駅前通りから南に少し入ったベトナム料理店。
→イブカ、アル、アイリーン、ウルフが食事に来た。生春巻をチリ・ソースにつけて食べたイブカは涙ぐみ、顔を真っ赤にして何も言わずにミネラル・ウォーターを飲み込んだ。
博多駅前のホテル
イブカ・アル・ウルフ・アイリーン・啓・美咲・葉子が泊まったホテル。（啓・美咲・葉子は、後から移ってきた）　ロビーは、待ち合わせや打ち合わせなどに利用された。レストランでは、みんながイブカと同じにオムライスを注文した。
→アルが紅茶とトーストの、軽い朝食を取ったと思われる。
→アルは二人分の紅茶をいれた。
博多駅付近のホテル
啓と美咲が最初に泊まったホテル。部屋が空くのを待って、イブカ達のいるホテルに移った。
博多駅前のホテル
マオが宿泊したホテル。イブカ達が滞在しているホテルの近く。
→空港から、博多駅前のホテルに直行したマオは、休むまもなく電話をかけはじめている。
→啓とマオは、ホテルのバーに入った。
博多駅前の喫茶店
→ビーグルはプードルこと、桃井ゆかと待ち合わせをしていた。
ホテルのすぐ近くにある店
→店内には葉子のほかに、アル、アイリーン、ウルフ、啓が待っていた。運ばれてきたきたスープは〔トム・ヤム・クン〕だったため、半端でない辛さに苦しそうなイブカを見かねて、アルが水をさしだした。食後、真っ先にイブカが表にでると、マオが立っていた。
博多港
いかつり船が停泊中で、電球がたくさんついているらしい。
→めんたいこを買ったハルが、博多港を散歩していた。
→博多港をぶらつくうちに、ふと日本海を船で北上することを思い立ったイブカは、箱崎ふ頭から午後10時に出航する直江津行きのフェリーをみつけ、 20時間余りの船旅を楽しんだ。
博多漁港
→鮮魚市場近くの寿司屋の中で、啓と美咲がイブカを待っていた。
→カイオンの演奏が終わり、タクシーを拾おうと大通りに独りで向かった葉子が、いきなり誰かに抱き付かれた。
→ちいさな屋台で、イブカとアルが一緒におでんを食べていた。皿の縁にこんもり盛られたカラシがつゆに流れ込み、イブカが涙ぐんでいる。
西公園
博多湾に面した西突堤近くにある、丘の上の広い公園。約3000本の桜の名所で、春には観光客でにぎわう。北に博多湾の青い海。公園には緑の林もあり、東側には博多の繁華街が見える。西方には、福岡ドーム球場があり、さらにその先が百道浜（ももちはま）。
→イブカは〔桜せんべい〕をかじりながら、桜が満開の丘に登った。
→芝生で歌い始めたカイオンを、少し離れたところからイブカが見ていた。カイオンの歌声にうっとりしていた葉子が、イブカにに気づいた。
→西公園のはずれを、ウルフとジェインが酔いを覚ますために散歩していた。ウルフが殴った「悪者」は制服を着た警官だったため、暴行の現行犯で逮捕されてしまう。
〔場所〕福岡県福岡市中央区西公園
〔交通〕地下鉄大濠公園駅下車、徒歩10分
西公園近くのアパート
エキケンが住んでいる。
→戻ったエキケンは、ドアの鍵が壊されているのに気づいた。
ベイサイドプレイス博多埠頭
那珂川の河口の東側にある埠頭。博多ポートタワー、フェリーの発着施設のほか、レストラン、アクセサリー・ショップなどが並び、屋内スノー・ボード・ゲレンデなどのアメニティ施設もある。
→ミュージシャン達が演奏をしている。
→見物にきていた葉子を、エキケンが見つめていた。
→アルとアイリーンが、ベイサイドプレイスにある円柱型の巨大な水槽の前にいた。魚や海亀を眺めながらイブカを待っているのだった。
〔交通〕天神から徒歩約15分　天神から西鉄バス利用の場合　天神ソラリアステージ前２・Ａバス停から博多埠頭行き63・46・161終点下車 or 25で「博多埠頭入口」で下車、徒歩３分　55・151・152・209で「福岡国際センター前」で下車、徒歩３分　博多駅から西鉄バス利用の場合　博多駅前Ｅのりばから博多埠頭行き47・48終点下車
シュラスコ料理の店
串刺しにされた牛肉の塊を、遠火であぶって焼き、目の前でそぎおとして皿に盛ってくれる。店内には肉の香りがあふれている。
→イブカ、アル、アイリーンが食事にやってきた。
福岡競艇場
那珂川の河口に造られている。川をはさんで、北東にはベイサイドプレイス埠頭がある。
→ウルフはジェインと、３日連続で訪れた。ジェインは競艇の勝ち船を当て続けた。
百道浜（ももちはま）海浜公園／シーサイドももち
博多湾に面した海浜公園。人工ビーチや福岡タワー、マリゾンなど近代的な建造物が建ち並ぶ。デート＆ドライブスポット。
→海岸近くにそびえる福岡タワー前の広場で、数組のストリート・ミュージシャンが歌と演奏を繰り広げていた。
→福岡県警に勤める吉田忠義（よしだ・ただよし）は、仕事で放送会館に来たついでにストリート・ミュージシャンたちを覗いてみる気になり、ぶらぶら近辺を歩いていた。
→アル、アイリーン、ウルフが、シーサイドももちにやってきた。福岡タワーの展望台から、博多湾や福岡市内を眺めていた。
→ウルフが、ジェインと夕暮れの百道浜を歩いていた。昼間からがぶがぶ酒を飲んでいるウルフは、かなり酔っている。
→歌うカイオンの側を通りかかったジェインが、腕をからめているウルフにささやきかけた。相原葉子は、カイオンがジェインを見ているに気づいた。芹沢太一は、葉子をそっと見つめていた。
→イブカは〔シン〕にコマンドを発し続けながら、独りで百道浜の海浜公園を散歩していた。せんべいをかじったイブカは、〔えびせんべい〕と間違えて〔明太子せんべい〕を買ったことに気付き、涙ぐみながらミネラル・ウォーターを買いに走った。
→〔シン〕にコマンドを発しながら、イブカが百道浜を見つめていた。アルと、アイリーンがイブカを見つけて寄ってきた。イブカが、湾の北方に浮かぶ能古島（のこのしま）と志賀島（しかのしま）を眺めている。（→そして、どこかにてんぷらを食べに行く）
福岡タワー
→アル、アイリーン、ウルフが福岡タワーの展望台から、博多湾や福岡市内を眺めていた。アルの心配を他所に、ウルフはポケットから取り出した日本酒（小ビン）を飲酒。
中洲
福岡一の歓楽街、那珂川と博多川の間にある中洲。
→であい橋のたもとで、ビーグル＆プードルが演奏をはじめた。
→ビーグルとプードルの歌を１曲聴き終えてから、川北浩二は、なじみの屋台ラーメン屋『みちかね』に向かった。
→エキケンが、夜の中洲で演奏をはじめた。
みちかね
であい橋から徒歩で数分の距離にある、中洲のラーメン屋台。『みちかね』と染め抜かれた紺色の暖簾（のれん）が下がっている。店内は椅子が７個しかない狭さ。〔博多らーめん〕は、こってりとした白く濁っているスープに、焼き豚と焼き海苔、刻んだネギがのっている。カウンターには、紅しょうがと、〝秘伝のタレ〟と書かれたつぼがあるが、〝秘伝のタレ〟は辛いので入れ過ぎない方がいい。
→色々な人がラーメンを食べにきた。
天神地区
デパートやファッションビルの集まる福岡の中心的な繁華街。地下街には、さまざまなしゃれた店舗が並んでいる。
→イブカは啓と美咲に誘われて、ふぐ料理の専門店にやってきた。 →天神地区のあちこちで、ストリート・ミュージシャンがパフォーマンスを繰り広げている。
西鉄福岡駅
→〔博多雑煮〕を食べに行こうと誘った啓、美咲が駅前でイブカを待っていた。美咲が葉子をイブカに紹介した。
→駅前広場で、ミュージシャン達が演奏をしている。
ふぐ料理の専門店
天神地区にある。店内にはカウンターとテーブル席のほかに、大小の座敷がいくつかある。
→イブカ、啓、美咲の３人は、小さな部屋に案内された。隣の座敷とはふすまで仕切られている。
→イブカたちの隣の座敷には、黒田政孝、川北浩二、ビーグル、プードルがいた。
博多雑煮を食べた店
→啓、美咲、葉子、イブカは〔博多雑煮〕を食べた。餅のほかに、ぶり、かつお菜、かまぼこ、椎茸、鶏肉が入っている。
洋菓子店の喫茶部
天神のファッション･ビルにある洋菓子店の喫茶部。外国人が目立つ。
→イブカ、アル、ウルフ、アイリーンがシュークリームを食べていた。アイリーンの口真似をしたイブカに、ウルフは飲んでいたウィスキー入りの紅茶を噴き出して、咳き込んだ。
→少し離れた席にいたジェイン・オースティンが、冷ややかに４人を見つめていた。
天神にあるケーキ屋の喫茶コーナー
→イブカ、アル、アイリーンが訪れた。美咲の正体を知り気落ちするアルに、イブカは「生チョコうめ～」と聞こえないフリをして、紅茶をすすった。
天神の警固（けご）公園
→アイリーン、美咲、葉子が、カイオンの歌を聴きにいった。 →公園のあちこちで、ミュージシャンたちが演奏をしている。
ビジネス・ホテル
最初に葉子がとまっていた天神にあるビジネス・ホテル。痴漢（？）に会って以降、美咲のいるホテルに移る。
活魚料理店
ここの魚は玄海灘（げんかいなだ）で捕れた生きのいいものばかり。
→啓、美咲、イブカが待ち合わせて、ちいさな座敷で食事をした。
→イブカたちのいる座敷から、少ししか離れていない奥まった座敷で、カイオンがビールを酌み交わしている黒田政孝と川北浩二に会った。
天神にある和風喫茶
「ここの白玉ぜんざい、甘さが控えめで、小豆の歯ざわりもいい」と美咲談。
→加賀野美咲が、天神にある和風喫茶にイブカを案内した。さっそく一口食べたイブカが、無邪気に喜んでいる。
喫茶店
→ビーグルとプードルが話し込んでいた。
親不孝通り
親不孝通りは、本当の名前を『天神万町通り（てんじんよろずまちどおり）』という。遊びや、飲食のスポットが密集しているこの通りに、予備校があり、若者が多く集まるところから、いつしか親不孝通りと言われるようになった。
→〔めんたいこせんべい〕を食べながら、博多港から明治通り東に進み、天神万町（よろずまち）通り（通称『親不孝通り』）を北に折れたイブカは、マオが向こうからやって来るのに気付いて慌てて逃げだした。
→ミュージシャン達が演奏をしている。
→手ぶらで現れたエキケンが、ポケットからハーモニカを取り出して吹き始めた。離れたところから見つめていた相原葉子が、エキケンの前にきて、路上に腰をおろす。いつしか来ていたイブカは、カイオンの曲の歌詞を思い浮かべながら博多駅に向かって歩きだした。
親不孝通りの沖縄料理店
→イブカ、アル、アイリーンが何種類かのチャンプルを注文した。イブカは自分の小皿にとったチャンプルから、ニガウリを箸で除け始めた。
長浜公園
親不孝通りの北にある小さな公園。若者が多数たむろしている。
→アルとアイリーンが散歩をしていた。
→長浜公園を散歩しているイブカに、アルとアイリーンが一緒。３人そろって、コンビニで買ったばかりの湯気の立つ〔肉まん〕をかじっていた。
東公園
福岡県警察本部や福岡県庁に隣接する閑静な公園。
→毎週１回あらわれるエキケンに、葉子と美咲が会っていた。
→かなり離れた樹木の陰から、マオは歌うエキケンをじっと見つめていた。
ファミリー・レストラン
東公園の近くにある。
→エキケン、葉子、美咲が話をしていた。
スペイン料理店
東公園近くにある。
→イブカが美咲と、パエリヤを食べていた。
モツ鍋屋
東公園近くにある。モツ鍋は、しょう油をベースに、あっさりとした味に仕上がっている。新鮮な牛モツと、たっぷりの野菜、豆腐が、身体を温めてくれる。
→イブカが、アル、アイリーン、ウルフと一緒に東公園近くのモツ鍋屋に入った。慣れた様子で日本語で酒を注文したウルフに、アルが飽きれた。
福岡県警察
→福岡県警察本部をたずねた啓に、ハイテク犯罪対策プロジェクト所属の吉田忠義（よしだ・ただよし）という中年の警部補が応対した。
→啓と吉田が一息ついていた。書類手続きが終了し、上層部の決裁がおりしだいウルフは釈放になる。ウルフの身柄は昨夜のうちに、県警本部に移送されていた。
→啓と美咲が、葉子と一緒に県警本部にいる。葉子が暴行未遂事件の被害者として、２回目の事情聴取をされた。
福岡城址
桜の名所である舞鶴公園の中にある。堀端には裁判所がある。
→ハルを探して、イブカがやってきた。
地下鉄・大濠公園駅
→アルとアイリーンは、イブカと待ち合わせをしていた。
大濠（おおほり）公園
福岡城の外濠を用いて作られた水の公園。
→イブカと待ち合わせの時間より１時間以上はやく来たアイリーンは、アルとふたりで公園を散歩した。
→歌っていたカイオンの横を、ウルフとジェインが通りかかった。競艇の勝ち船を当て続けたジェインのおごりで、ウルフは、まっすぐ歩けないほどに酒を飲み、酔い覚ましに散歩しているところだった。
公園近くの和菓子屋
→イブカ、アル、アイリーンは、〔鶏卵素麺〕を注文した。
福岡空港
→街並みが眼下に迫ってきたのを見たアルは、「市街地に突っ込むつもりだ！」と手に汗をかいていた。
→アイリーンとウルフが、喧嘩しながら到着。
→マオが成田から、福岡空港に到着した。
博多ホスピタル
→啓とロビーで待ち合わせたイブカは、昨夜、何者かに銃撃されて肩を打ち抜かれたカイオンを見舞った。マオは、イブカと啓がカイオンの病室に入っていくのを密かに見届けた。