+レシピ2/場所別
パリ/Paris
    ロンドンからユーロスターで4時間。セーヌもノートルダムも、イブカが思っていたよりちいさかった。
    →イブカは街角であったかい焼き栗を買って食べながら、〔シン〕と飛び交っている情報を拾ってみた。


    【1区】

  • ルーヴル通り
    ルーヴル美術館のシュリー翼の東側を、セーヌの川岸から北に伸びる通り。ルーヴルとは、柏の意味。
    →美咲がイブカを待っていた。

  • ルーヴル通りのカフェ
    →イブカと美咲は、ミロワール・フランボアーズを注文した。

  • サントノレ通りにあるカフェ
    アンドレ・マルロー広場は、ルーヴル美術館から通りを2本隔てた北側にある。 広場から真っ直ぐ北に向かえばオペラ座に続く大通りで、北西に伸びているのがサントノレ通り。
    →イブカが、サントノレ通りにあるカフェに入って行くと、啓と美咲が談笑していた。
    →イブカ・啓・美咲で、シブースト・パッション・バナナを食べた。
    →女は通りの反対側に駐車したレンタ・カーからカフェを見張っていた。


    【2区】

  • モンマルトル通り
    証券取引所の東にある通り。地図で発見するのに苦労した…(ぐったり)
    ちなみにテルトル広場は18区、ルーヴル美術館は1区。
    →イブカは、モンマルトルのテルトル広場から南に下り、ゆっくりと30分ほど歩いてモンマルトル通りまで来た。さらに南下すればルーヴル美術館に行き当たる。

  • モンマルトル通りの、とあるカフェ
    →カフェのテラス席から、美咲がイブカに声を掛けた。
    →美咲の向かいに腰をおろしたイブカは「うまそーだな」と、ぼこぼこふくらんだシュー(皮)を指で軽く押した。


    【5区】

  • サンミシェル大通りにあるカフェ
    サンミシェル大通りは、セーヌ左岸からほぼ南北に走っており、通りの西側にはリュクサンブール公園が広がっている。園内のいたるところに彫像が配置され、ニューヨークに贈られた自由の女神像のオリジナルもこの公園にある。通りの東にはソルボンヌ大学がある。
    →イブカ・啓・美咲・ミシェルの4人で、ダコワーズを食べた。

  • ソルボンヌ大学
    ジャック・ホームズが在籍していた大学。パリ大学の一部なのだが、現在では、パリ大学そのものの代名詞ともなっている。


    【6区】

  • サンジェルマン大通り
    セーヌ河の南岸、コンコルド橋の袂から南東に伸びている通り。対岸にルーヴル美術館がある。この通りを中心としたサンジェルマン地区には、世界的に有名なブランド店が多く集まっている。
    →美咲と、ミシェルは、何本かの小道を縫うようにして、様々な店舗をのぞいてから、サンジェルマン大通りに戻って来た。

  • サンジェルマン大通りのカフェ
    美咲とミシェルが、イブカと待ち合わせた場所。ミシェルのオススメは、タルト・ショコラ。

  • ラスパイユ通り
    サンジェルマン大通りの地下鉄リュー・デュ・バック駅から南に伸びており、この道の東側一帯がサンジェルマン地区の中心ともいえる所。
    →イブカ、啓、美咲の3人が、ミシェルと待ち合わせた。

  • ラスパイユ通り沿いのカフェ
    →ミシェルの案内でイブカ、啓、美咲の3人が来た。
    →タルト・オ・ポワールを食べた。

  • レンヌ大通り
    サンジェルマン大通りから直角に南に走っている。高級ブランド店が密集するサンジェルマン地区のメイン・ストリートのひとつ。
    →イブカとミシェルが、摂氏10度以下の冷え込みの中を歩いていた。
    →買い物をして、大きな紙袋をさげた啓と美咲がやってきた。

  • レンヌ大通りのカフェ
    →イブカ・啓・美咲・ミシェルの4人で、ムラング・ココを食べた。啓は1度に2個ずつ頬ばって、イブカの視線を浴びていた。


    【8区】

  • オスマン大通り
    シャルル・ド・ゴール広場から、12本の通りが放射状に伸びているが、シャンゼリゼ大通りのすぐ北がフリードランド大通りで、このフリードランド大通りを東に進むと、オスマン大通りと名前が変わる。
    →オスマン大通りでイブカに啓が声をかけてきた。

  • オスマン大通りの小さなカフェ
    →美咲が小さなカフェから顔をのぞかせた。
    →イブカ・啓・美咲がミルフイユを食べた。
    →ミシェルは店の近くで、イブカたちの様子を伺っている女に気づき尾行した。しかし女がロン・ポワン広場に向かう道に入って間もなく、ニコルに呼び止められてしまった。

  • イブカの泊まっているホテル
    シャンゼリゼ大通りの凱旋門近くから、南に延びているジョルジュ・サンク大通りにある。
    →イブカが顔を洗おうとバス・ルームに向かったとき、ドアの下からそっと封筒が差し込まれた。
    ★「Prince de Galles」か、「Hotel Four Seasons George V」と思われる。

  • ジョルジュ・サンク大通りの南端近くのカフェ
    通りはセーヌ河岸につながっており、アルマ橋のたもとから東に約100メートル行けば、遊覧船バトー・ムーシュの乗り場に着く。
    →啓と美咲がイブカを待っていた。
    →イブカ・啓・美咲で、シャルロット・オ・ポワールを食べた。リキュールに酔ったイブカの「うちに帰る」発言に、啓と美咲は顔を見合わせた。


    【16区】

  • ブーローニュの森
    パリ市の西部に広がる森。数多くの湖や池、滝があるらしい。犬を散歩させてる人が多くて、イブカは嫌い。
    →30分も経たないうちに、イブカが足早に森から出てきた。
    →森の周囲で、啓・美咲・ミシェルがイブカを見張っていた。
    →イブカは前方に見えてきたシャイヨー宮に向かった。

  • シャイヨー宮
    シャイヨー宮は1937年のパリ万国博覧会のパビリオンとして建てられたが、現在は博物館や、彫刻を展示する広場などに使われている。セーヌ川を挟んで対岸にエッフェル塔、シャン・ド・マルス公園が続く。
    →遠くからイブカを見張っていた女が、コートの衿を立てて歩き始めた。

  • フォンテーヌ通り
    →シャイヨー宮を後にしたイブカは、ベンジャミン・フランクリン通り(シャイヨー宮の南西)を南下し、レヌアール通りを抜け、フォンテーヌ通りへとやって来た。
    →つい先ほど車でイブカを追い越した美咲が、カフェの前にいた。

  • フォンテーヌ通りのカフェ
    →イブカ・啓・美咲・ミシェルの4人で、シトロン・フロマージュを食べた。


    【17区】

  • 凱旋門/Arc de Triomphe
    シャルル・ド・ゴール広場の中央にそびえる。高さ49,54m、幅44,82mの世界最大の門。屋上からはモンマルトルの丘、白く輝くサクレ・クール寺院、エッフェル塔、セーヌ河、ノートルダム寺院など、パリ市内の主な眺めが一望できる。門に登るには、ド・ゴール広場の地下からアクセスしなければならない。
    →冷たい風が吹き抜けるなか、イブカは身をのりだすようにして真下を眺めた後、地上に向かう272段の階段を駆け下りた。その後を、ミシェルが軽快に追いかけている。

  • シャンゼリゼ大通りに面したカフェ
    凱旋門からコンコルド広場に至る、パリ8区に伸びた全長1,880mの大通り。クリスマス時期には、美しいイルミネーションに彩られる。
    →テラス席に座り、注文したモンブランをフォークで刺そうとしたイブカの前に、ミシェルが現れた。

  • ロン・ポワンの近くにあるレストラン
    ニコル、マルグリット、ミシェルが働いているレストラン。ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼは、凱旋門からシャンゼリゼ大通りを南東に下ったところにある、円形広場。


マルセイユ/Marseille

    南フランスの、地中海に面する港町。おびただしい数のカモメだのウミネコが集まってきている。潮の香りと漁船の機械油の臭い。妙な匂いは港のほうからしてくる様子。
    →パリからTGVに乗ってやってきたイブカは、とりあえずカキを食うことにした。半ダース注文して3コはレモンで、残りはケチャップでくった。最高!! あやしいと思った漁船に乗ってみたら、動き出してしまいシチリア島へ。漁船の正体は、ギャングが偽装した高速艇だった。
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