+レシピ2/場所別
大阪府

  • 万博記念公園
    大阪府吹田市。大阪から京都線に乗って十数分、茨木(いばらき)駅から西にバスで15分で万博記念公園に着く。万博記念公園には、5500本もの桜がみごとな咲きぶりを見せている。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラなど、桜の種類も豊富。
    →イブカは、桜キャンディーをほおばりながら、この公園を散歩していた。競馬場で一文なしになったようすの絹江と刑部は、妙にみすぼらしい格好をしている。

  • 新大阪駅
    →新幹線改札口でイブカが、ハルを待っていた。(※大阪駅となっているが、新幹線改札だから、新大阪駅と思われます)
    →新幹線を降りたイブカは、新幹線の改札に向かった。

  • 茶屋町
    大阪駅北側に広がり、キタの繁華街を代表する地域のひとつ。
    →イブカと並んでゆっくりと歩いてきたアルが、前方に現われた人物をみて緊張した。 織部絹江と一緒にいるのは、石田伊万里だ。

  • 茶屋町のレストラン
    横山ヤスオが添野真一と会っていた店。横山にとっては気の張る場所だった。

  • 大阪駅
    →イブカに会いに来た潤が、イブカにメールを送った。
    →中央改札口付近で、イブカと絹江が待ち合わせた。
    →改札を出たところで、慌しくせかせか歩く人々をじっと眺めていたアルが、なぜみんな急いでいるのかと考えて立ちすくんでいた。
    →啓が大阪駅の改札をでると、そこにイブカがいた。
    →半信半疑で出迎えに来たアルの前に、小さなバッグ一つを提げたウルフが、改札からでてきた。
    →マオは、大阪駅をでると足早にホテルHに向かった。
    →大阪駅の近くを散歩していたドリスが、車に当てられ倒れる。逃げた車のナンバーを脳裏に刻みながら、通りがかったアルが駆け寄った。携帯電話で救急車を呼びながら、アルがそっと抱えおこす。ドリスはマオの名をつぶやくと、意識を失った。救急車を待ちながらアルが、マオの携帯に電話をかけた。
    →アルとウルフが、早朝、関西国際空港に向けて出発した。大阪駅の改札前で、イブカが立ち止まった。啓、絹江、刑部が見送りに来ている。そこに、マオ・リーが現われた。

  • ホテルH
    2001年9月に、マオが宿泊したホテル。イブカの宿泊先からも近い場所。「ヒルトン大阪」と思われる。
    →チェック・インを済ませるやいなや、マオは矢継ぎ早に電話をかけはじめた。
    →午後7時にホテルHのロビーでマオと待ち合わせた啓は、そのままホテル内のレストランの個室に案内された。マオが、啓の誕生日を祝ってくれる。レストランから、バーに移り、カウンターで飲んでいた二人の前に、ドリスが突然あらわれた。啓が去ったあと、マオは、とりあえずドリスに軽い夕食を取らせると、有無を言わせずドリスの手をひいてフロントに向かった。
    →マオが自室の窓から外を眺めていた。ブラック・コーヒーがすっかり冷め切っている。

  • 高級ホテル“R”
    2000年4月と2001年9月に、イブカが宿泊したホテル。最初アルは他のホテルにいたが、こっちに移ってきた(ちなみに、イブカとは違う部屋)。イブカ談によれば、ずっと借りっぱなしにしてあるらしい。阪神梅田駅から南西に歩いて数分の便利なところにある。「ザ・リッツ・カールトン大阪」と思われる。イブカが滞在しているのは、豪華な続き部屋と調度品が並ぶスイート。押しかけてきた潤が、いっしょに泊めてもらっていた。イブカは室内のテレビを、インターネット用に勝手に改造している。絹江と刑部は違うホテルに宿泊していたが、イブカのホテルのほうが安全管理がしっかりしているので移ってきた。
    →刑部からのメールを見たイブカが、続き部屋で眠っていた潤を、蹴飛ばして起こした。
    →刑部と一緒に訪れた絹江が、イブカが呼び出したサイトでネット通販をした。
    →テーブルと、さまざまなワゴンが運び込まれたスイートの居間で、イブカ・潤・絹江・刑部の4人でフルコースを食べた。
    →ホテルRのスイート・ルームで、絹江と泉が、織部作次から取った借用証書と念書を賭けてバクチ勝負をした。
    →ロビーで新聞を読みふけっていたアルの前に、イブカが現れた。
    →イブカがホテルのロビーに降りてくると、アルがチェック・イン手続きをしているところだった。
    →ロビーで新聞を読みながら、イブカを待っていたアルは、携帯電話を使っていた男が、『赤い服』『蒼い瞳』とささやいたのに気付いた。アルは携帯を出すと、新聞で隠しながら、イブカにメールを打った。イブカがロビーに現われ、アルを無視して外にでた。アルの横にいた男が、イブカの尾行をはじめる。男に仲間がいないか注意を払いながら、アルが立ち上がった。
    →アル、啓、マオ、ラリーが、アルがノート・パソコンに表示しているイブカが映したデジカメ映像を見て、話し合っていた。打ち合わせ後、アルはホテルに残ってスコットランド・ヤードへの報告を作成している。ラリーは、私立探偵の添野真一との待ち合わせ場所にむかった。啓とマオが、ホテルのロビーにいる。
    →ホテルの自室に閉じこもったきりで出てくる様子がないイブカに、アルが内線電話で尋ねてきた。
    →イブカが部屋にいないと、アルがウルフをたたき起こした。その時、アルの携帯にイブカからのメールが届いた。
    「ザ・リッツ・カールトン大阪」

  • 梅田のD百貨店
    「大丸梅田店」と思われる。百貨店前で、イブカと絹江が待ち合わせた。

  • 阪急梅田駅の近くの料理屋
    イブカ・潤・絹江・刑部の4人が、食事をした店。関西風すき焼きを、店のひとが目の前でつくってくれた。

  • 大場タカシのマンション
    阪急梅田駅の東側にひろがる、茶屋町の一角にある、マンションの3階。訪れたヤスオは、大場タカシの死体を発見した。

  • ユージのマンション
    大阪駅からすこし南に下りた、堂島川の近くにある。周りはビジネス街。

  • 堂島のビジネス街にある喫茶店
    ユージと添野真一が、待ち合わせていた店。

  • 織部商事
    大阪市堂島のビルにある。繊維製品の輸出入が主な業務だが、たまに国内の小売店からの直接注文に応じることもある。15歳の時に絹江が父の跡をついで社長を務め、刑部が顧問についている。
    →会社ビルの前で、イブカと、絹江、刑部が待ち合わせた。

  • 淀屋橋ちかくの料理店
    イブカ・ハル・絹江・刑部の4人で、〔うどんすき〕を食べた。

  • 天満橋の喫茶店
    イブカ、アル、絹江、刑部、伊万里の5人が入った店。

  • 大坂城
    →天守閣の屋根で〔たこ焼き〕を食べながら、あたりの景色を眺めていたイブカは、ビルの屋上から飛び降りようとする男に気づき、肩からぶら下げていた双眼鏡を手にとった。
    →イブカとアルが、絹江、刑部、伊万里と待ち合わせた場所。アイスクリームを持って現われた伊万里が早速、アルににぴたりと寄り添う。大阪城から出てきた5人は、東の大手門を抜けて、天満橋へとむかっていた。
    →大阪城の外堀の、ひと気のない場所に、モンマがティム(ラリー)を呼び出して話をした。

  • 大阪城公園
    広場の北側に生い茂る森の中には、ブルーシートのテントやほったて小屋が乱立し、 まるで、にぎわっているキャンプ場のような様相を呈している。武本鉄也、モンマ、ティムと名乗り潜入捜査中のラリーが、テントでホームレス生活をしていた。
    →大阪城公園の南東のはずれにある、地下鉄森ノ宮駅の入り口に面した広場の水飲み場で、武本鉄也、モンマ、ティム(ラリー)が身体を洗っている。
    →ラリーが、ティーシャツに短パン姿で大阪城公園を散歩していた。地下鉄森ノ宮駅の改札を出て、大阪城公園に戻ってきたモンマの手には、たこ焼きがさげられている。
    →ブルーシートのテントの横で、湯を沸かしてコーヒーをいれていたラリーは、3人の男に気付き、襲われたモンマを助けた。
    →早朝の大阪城公園を歩いていた啓は、前方のテントから現れたラリーと、一瞬だけ視線が交錯した。さりげなく啓が通り過ぎ、しばらくすると、ラリーの大きなくしゃみが聞こえてきた。
    →JR大阪環状線の森ノ宮から降りてきた里見が、ゆっくりとした足取りで、大阪城公園内の、ブルーシートのテントが密集する森の中に進んで行く。 尾行をしてきた添野が、ラリーに気付く。

  • 6階建てのビル
    横山ヤスオが通勤途中、飛び降り事件に遭遇したビル。大坂城の北西の方角にある。

  • 大阪府警察本部
    横山ヤスオの職場。府警の東側には、上町筋の通りと外濠を隔てて大阪城がそびえるが、正面玄関からは鬱蒼と茂る木立にさえぎられ天守閣が見えない。生活安全課の部屋からは、目の前に大坂城が見える。国際組織犯罪対策チームの柏木啓が、警視庁から応援に出された。2001年1月に人事異動があり、横山は、それまでの生活安全部生活安全課から、刑事部国際捜査課に配置換えになった。
    →大阪府警察本部から出てきた横山ヤスオは、正面玄関を警戒中の巡査に軽く手をあげて、語学学校に行くために地下鉄に急いだ。
    →啓は、刑事部国際捜査課に横山ヤスオを訪ねた。

  • 心斎橋
    心斎橋の雑踏を歩いていた、イブカ・ハル・絹江・刑部の4人は、おおきな暖簾(のれん)の下がった鰻屋に入った。

  • オムライスの元祖と名乗っている和風の店
    イブカ・ハル・絹江・刑部が〔かにオムライス〕を注文した店。あっという間に外まで行列ができてしまったが、4人は昼前に待ち合わせて早めに来たので、ほとんど待たずに座れた。「レストラン北極星」と思われる。支店がいっぱいあるが、建物が和風なのは心斎橋店か?

  • ミナミの心斎橋にある、おでん屋
    岡田警部が、横山ヤスオを連れて呑みに来た店。

  • バー“カサブランカ”
    ミナミの心斎橋にある、ユージが経営しているバー。収入は安定しており、経営して、かれこれ10年になる。添野は麻薬取締局の捜査官だったラリーと二人で、バー“カサブランカ”によく飲みに行っていた。
    →「おでん屋」を出た岡田警部が、横山ヤスオを連れて来た。
    →店を出たユージは、何者かに教われた。添野が援護に入る。

  • 道頓堀
    大阪ミナミの繁華街のなかでも古くから賑わってきた場所。『食い倒れ』と呼ばれる大阪を代表するような飲食店街が、道頓堀川の南側に発達している。
    →うどん屋で食事をした後、道頓堀川に沿って、ぼんやり歩いていたイブカは、覚えのある二人連れ(絹江と刑部)に気付いて驚いた。
    →巨大な半立体のカニが据え付けられ、足が動いている料理屋の大看板を見上げて、アルが驚いた。「むこーには、タコもいるぜ〜」「え、本当だ!」 二人の前に現れた絹江と伊万里に、イブカがアルを紹介した。
    →道頓堀の繁華街で、横山ヤスオは添野真一に軽く肩を叩かれた。添野は、武本鉄也を尾行中だった。
    →アルとウルフが道頓堀で、伊万里と会っていた。ウルフはアルに伊万里を押しつけて、パチンコ屋に向かった。
    →マオがラリーと、打ち合わせをおこなっていた。
    →横山ヤスオが、添野真一と密かに会っていた。
    →イブカを助けたユー・ワイ・フォンが、車を停めてイブカを降ろした。
    →イブカがウルフと一緒に、道絹江と刑部が待っている頓堀にやってきた。
    →道頓堀での待ち合わせに、啓が遅れてきた。イブカと啓は、蟹料理の専門店に入った。

  • 戎(えびす)橋
    道頓堀川に架かる橋で、往来の激しいところ。橋の南には、戎橋筋商店街、北には心斎橋筋が伸びている。かに道楽の裏んとこ。
    →イブカ、刑部、絹江と待ち合わせていた啓は、橋の上で何人かの男に声をかけられ、お茶に誘われた。合流後、カニ食いに出発。

  • 〔うどん屋〕
    道頓堀にある、イブカが〔たぬきうどん〕を食べた店。

  • なんば
    →『なんば』の繁華街を歩いていた啓に、マオから電話がかかってきた。
    →添野真一が、横山ヤスオと会っていた。

  • 地下鉄『なんば駅』
    →駅から出てきたイブカとウルフを、絹江と刑部が待っていた。
    →マオ、ラリー、啓、それにアルの4人が、なんば駅の近辺で、添野真一と会っていた。

  • 『なんば』にあるビジネス・ホテル
    2001年9月に、ラリーが借りていた部屋。マオとラリーが、打ち合わせをしていた。

  • まぜまぜカレーの店
    御堂筋線なんば駅から、歩いて数分のところにある店。カレーソースと、ごはんが、もう混ぜ合わせてあり、生卵がぽとりと乗っている。このカレーを売り出して創業90年らしい。洋食屋「自由軒」と思われる。
    →潤が行ってみたいと熱心に誘い、イブカ・絹江・刑部をひっぱって来た。
    →イブカ・ハル・絹江・刑部の4人で、再チャレンジ。
    →イブカ・絹江・啓の3人で、再びまぜまぜカレー。
    「自由軒」

  • NGKなんばグランド花月
    地下鉄御堂筋線なんば駅から歩いてすぐ。絹江に誘われて、イブカ・潤・刑部と共にやってきた。漫才やコントに絹江と潤は、腹を抱えて大笑いしているが、イブカは、ぽかんとしていた。
    →休憩時間にロビーに出た刑部に、二人を監視している泉とベンツの写真を、イブカが手渡した。

  • 『焼肉・ホルモン』と看板のでている店
    NGKなんばグランド花月を出た、イブカ・潤・絹江・刑部の4人が食事をした店。場所は不明。

  • 天王寺公園
    開園90年を越す歴史のある市民の憩いの場で、園内には、動物園、美術館、日本庭園などがあり、なごやかで落ち着いた雰囲気。公園の西側には、通天閣で有名な新世界の繁華街が広がっている。しかし、フェンスで囲まれた公園の外側、新世界に面した、動物園の入り口付近では、道端の両側に、ブルーシートで覆われた粗末な小屋が密集していおり、屋台店がおでんなどを販売し、カラオケ1曲200円と貼り札がしてある。(←今は、撤去されてるかも?)
    →近くの総菜屋で買ったカレー・コロッケを食べながら散歩していたイブカは、再び絹江と刑部に遭遇した。
    →イブカが、潤と絹江を引き合わせた。公園脇にとめた車の中から絹江を見張っていた並木達は、刑部の姿がないのに気付くと絹江を車で誘拐した。
    →公園から出てきたイブカは、物珍しそうにゆっくりと歩いている。マイクを持ち夢中で唄っていた小柄な老婆が突然倒れ、里見が、屋台の店員に引っ張られるようにやってきた。
    →大阪城公園で襲われたモンマは、天王寺公園に移っていた。

  • 天王寺公園の北側にある寺
    「四天王寺」と思われる。 →里見の家から追われてきたイブカが、塀を乗り越えて境内に逃げ込んだ。男二人に追走されて、行き止まりの物置のようなところに追い込まれてしまった時、バットを持った男が男尾殴り倒すと、イブカを手招きしながら、英語で呼びかけた。

  • 里見元の家
    天王寺公園の傍にある大きな一軒家。玄関をあがってすぐ両脇の広い部屋には、どちらにもベッドが並び、人が寝ている。医院の看板は掲げていないが、医師資格を持っている里見が、ホームレスの診療を無料でおこない、病人の面倒をみている。
    →里見の家に入って行った武本を、私立探偵の添野真一が密かに見張っていた。
    →大阪城公園から尾行して、里見を見届けた添野の横に、添野を付けてきたラリーが立った。
    →家に侵入していたイブカは、鍵のかかっていない玄関から上がり込み、大きな窓のある書斎らしい部屋を見つけた。窓のロックをはずし、逃げ道を作ってから、室内にあったあった2台のパソコンを調べ始める。その数分後、現れた里見に見つかり、窓から飛び出した。だが、家の周りには大勢の男が待機しており、追われたイブカは次第に追い詰められていた。
    →ニューヨークから来日したハーヴィ・チェンが、訪問した。里見の家を見張っていた添野真一が、すばやくハーヴィを写真に収めている。
    →ユー・ワイ・フォンが、マンションの1室から望遠鏡で密かに里見元宅を見張っていた。
    →添野が双眼鏡に目をあてている。交代で休憩をとっていたラリーも双眼鏡を覗いた。 武本鉄也が里見元の家に入っていくところだった。1時間後、出てきた武本鉄也の尾行を開始する添野に、ラリーがウィンクをした。

  • 新世界の繁華街
    →ウルフがアルを誘って、やってきた新世界の繁華街を歩いていた。

  • 新世界の繁華街、通天閣南本通り商店街の中ほどにあるパチンコ店
    ブライアン・ウルフと石田伊万里が大勝ちしていた店。いっぱいあります、この通りにパチンコ屋。

  • 新世界の小さな飲み屋
    添野真一がホームレスに酒をふるまい、情報を収集していた店。何者かに、銃で襲撃された。

  • ふぐ料理店
    イブカ・絹江・刑部・伊万里が、ふぐのフルコースを食べた店。新世界の公園本通り商店街の中ほどにあり、大きなふぐちょうちん≠ェぶらさがっている。「づぼらや新世界店」と思われる。
    「づぼらや新世界店」

  • 串かつ屋
    散歩をしていたイブカと潤が、ちょうど串かつ屋の前を通りかかったところで、絹江と刑部に出あい入った店。店内の張り紙に『ソースの二度づけお断り』と書かれている。その張り紙あるのは、新世界・ジャンジャン横丁にある超有名な串カツ屋「八重勝」らしいです。
    ★「八重勝」
    〔場所〕大阪市浪速区恵美須東3-4-13

  • 串カツ屋
    天王寺公園の西側、新世界にある店。イブカ・絹江・刑部が、『串カツ』を食べた。皆で以前行った串カツ屋とは、別の店。

  • 大阪南港の中央公園
    添野が新世界で話を訊き出したホームレスが、死体でみつかった場所。

  • 大阪南港の会社
    石田陶子が勤めている、大手客船会社の系列会社。大阪南港の国際見本市会場の付近にある。1階に幾つかの事務所があり、皆ガラス張りになっている。
    →颯爽とビルに入って行った武本鉄也は、受け付けカウンターに座っていた石田陶子を見て、逃げ帰った。添野は陶子のいる会社の名前を確かめると、急いで武本の後を追った。

  • 南港のフェリーターミナル
    絹江が買ったプレジャー・ボートが繋留されていた場所。全長12メートルの白い船体が、西日を浴びて輝いている。
    →ボートの引渡しを受けていた二人を、橋田組の泉が、遠くから双眼鏡で見張っていた。
    →イブカ・潤・絹江・刑部の4人は、ボートに乗って明石港へ出航した。

  • 大阪湾
    瀬戸内海の東の端となっている人造の港。
    →マーシー・キリング号の寄港地12。湾内を進むマーシー・キリング号は、大阪南港の埠頭に投錨した。船室でうたた寝をしていたイブカが顔をだした。イブカは舳先からひらりと飛び降りて、船から去った。

  • 関西国際空港
    →ウルフは晴れ晴れとした表情で関西空港の出口に向かったが、反対にアルは、ウルフのせいでぐったりしていた。イブカを探して空港に張り込んでいたマオが、到着ロビーに現れた二人を見て驚く。さっそく喧嘩騒ぎを起こしそうになったウルフが、寸前で空港を警戒中の警官に止められた。
    →ロンドンに飛ぶつもりで関西空港駅についたイブカは、空港ターミナルに向かって歩いていたところを、反対からやって来たマオに追われて逃げ出した。

  • ホテル
    2000年4月に、絹江と刑部が宿泊したホテル。場所は不明。暴力団橋田組の手下達が絹江を誘拐しにきたが、刑部にあっさり撃退された。

  • 大阪ホスピタル
    ドリスが入院した病院。ハーヴィ・チェンが妹のドリスの見舞いに来ていた。
    →病院のロビーにマオが立っている。ハーヴィの表情が硬い。

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