+試食
「柔らか〜」

  • きびだんご
    イブカが岡山城を見物しながら食べていた、岡山名物きびだんご。広島県は隣のせいか、普通にスーパーの和菓子コーナーで売ってたりする。柔らかい食感が良いが、コレといった味は、そんなにしない。
  • 羽二重餅
    西新宿の高層ビルの最上階にある和風レストランで、ハル、茂、市原俊子と一緒に、幼いイブカが食べたデザート。水飴、餅粉、米粉が使われていて、柔らかな食感がたまりません。きびだんごよりも、更に柔らかめ。
  • 中華ごま団子
    表面はゴマだらけ、中にこしあんこ詰まった団子。外はぱりっと、中は柔らか、ゴマが香ばしいです。
  • 生八ツ橋
    妹さんにもらって食べた、京都名物。焼いたのより、生のが好きです。普通はアンコを挟んで三角にしてあるが、皮だけ売ってるのもある。モチモチしておいしい。シナモン風味。
試食記録

  • ショート・ブレッド
    ブレッドというとパンを彷彿とするけど、いわゆるクッキー。スーパーやデパートで、輸入菓子コーナーのクッキーと並んで売られてたりもする。あまりにサクサクなので、食べると崩れてクズがこぼれる。ほんとに。バターが多いので、飲み物がないとちょっと胸焼けしそう。
  • スコーン
    ガチガチモソモソのスコーンでなくて、ちゃんともっちりした感じのヤツは、とてもおいしーです。クロテッドクリームとジャムを塗って食べたら最高!カロリーさえ考えなければ。これに紅茶を合わせたセットを〔クリームティ〕と云うそうだ。
  • チョコバー
    棒状のチョコレートの中に、ナッツ、ヌガー、ウエハース、エアチョコなんかが入ったタイプのものがある。エアチョコ入った TIME OUT は人気商品らしい。基本的に、チョコバーは甘口みたいだけど、ヌガーにピーナッツ入りのスニッカーズは、甘くて塩っ辛かった…。キットカットが日本人的に一番食いなれた味だけど、普通に日本で売ってるミニサイズじゃないので、歯が折れそうなぐらいに極太1本勝負の厚味。オーストラリア土産にもらった1ダースのチョコバーは、どの種類も一口齧って敗北するほどの、食い物とは思えない凄まじい味だった。
  • レーズンサンドクッキー
    長方形型のクッキーに、洋酒に漬けたレーズンとバタークリームがずっしり挟んである。ケーキ屋で売ってるものは、しっとりしたクッキー地と上品なバタークリームの味が最高の組み合わせに。しかし食料品店で売ってる量産品の方は、バタークリームがマーガリン製であまり美味くない。
  • ブッシュ・ド・ノエル
    ノエルはフランス語で「クリスマス」の意で、ラテン語の誕生日ナタリスに由来するそうです。というわけで、クリスマス限定登場、フランス伝統薪型ケーキのブッシュ・ド・ノエル。生クリームなどを包んだ柔らかなスポンジをロール状に仕上げて、薪に見立てた装飾を施した一品。クリスマス一挙大量消費分を生産するため、つくられたケーキは何日も前から冷蔵倉庫などで保存される仕組みと云うことは、あまり考えてはいけない。
  • ミートパイ
    ハーブとスパイスの効いた挽き肉を、パイ皮に包んで焼いたもの。英国料理と名付けるには、なんでもパイ皮に包んでみればいいというほど、パイの中身には節操がない。これってなんか食べたことある味だよなーと思ったら、ピロシキだった。ピロシキや肉まんは普通においしいのに、同じ中身肉で皮小麦生地のミートパイに違和感を感じるのはナゼだろう。パイと肉、別々には美味しいんだけど。同じく肉系のパイで、牛の脂のミンチを入れた伝統的クリスマス料理〔ミンスパイ〕も食べてみたが、こちらはドライフルーツがふんだんに使われていて、昔より肉質の使用割合も減ってきているレシピらしく、肉の味はほとんどなくサッパリした味で美味しく食べられた。英国式のパイ生地は、サクサクしているのに厚味があって、パイ皮がペラペラに剥がれて崩れるという食感とはちょっと違っている。
  • ベーグル
    アメリカではすっかりメジャーなベーグルだが、元はユダヤ料理。ブリック・レーン通りの北にあるイブカお気に入りのベーグル屋は、有名な『Beigel Bake』と思われる。中央に穴の空いたドーナツ状のパンで、一度茹でてから焼くため、表面はパリッと中はモッチリという独特の食感が出る。卵・牛乳・バターを一切使わないので、ノンコレステロールでヘルシー。密度が高いので、普通のパンよりも少量でお腹がいっぱいになる。サーモンやクリームチーズなどを挟んだプレーンのベーグルサンドもおいしいが、アップルシナモン・マンゴーオレンジ・カレンツナッツ・ココア・トマトバジル・セサミ・オニオンなど、色んな具を混ぜたものは、そのままスライスして焼いただけでも充分味がある。
  • ジンジャー・クッキー
    ジンジャー=生姜なので、そのまんま生姜湯の味のクッキー。生姜湯を飲みながら食った場合、ジンジャー・クッキーとしての立場はどーなるんだろうと思いつつ食す。スーの手作りとして登場し、イブカの腹に収まったジンジャー・クッキーだが、英国では全てビスケット、アメリカでは全てクッキーと、区別なく同じ名前で呼ばれている。それでも違いをあげるとすれば…ジンジャービスケットの方は、多分ジンジャーブレッドマンになってるんじゃないかなと。またここでややこしいんだけど、ジンジャー・ブレッドは生姜ケーキだけど、ジンジャーブレッドマンは人型をしたジンジャー・ビスケットで、クリスマスに焼かれるお菓子になる。でも人型なのは、食べる時にちょっとイタイ感じ。
  • ジンジャー・ビスケット
    イブカ懐かしの味で、ジンジャーブレッドマンになったヤツ。人型にアイシングで顔とか描いてある。ジンジャークッキーと同じくガリガリで生姜湯味かと思ったら、これはジンジャー風味がさっぱりしていて、すげー美味しかった。こっちが英国式ベーカリー作だからか、それとも単なる分量の違いなのか。
  • キャロットケーキ
    SEATTLES BETS COFEE でのお気に入り。みっちりとした焼きケーキの中にある、にんじんの食感がいい。ニンジン嫌いの栄養摂取として食べる手も有りかと思う。ケーキにしては甘みは控えめで、クリームチーズのトッピングがよく合っている。
  • パンケーキ
    イブカが驚いていたように、英国的パンケーキは日本でいうクレープ状。しかしクレープよりは厚味があり、食べ応えがある。クリームソースなどを挟んだランチメニュー的なものや、アイスやチョコクリームなどを挟んだデザート的なものがある。イースターの41日前に当たるシュローブ・チューズデーには、このパンケーキを食べる伝統的慣わしがある。
  • バナナ・ケーキ
    バナナブレッドともいう。バナナをふんだんに使ったケーキで、パウンド型やカップケーキ型のものがある。そのままだとちょっと味がくどい気がするのだが、クルミやチョコが入ると味の相性がとても良くなる。パン屋やカフェでも手に入るが、ヒルトンホテルのバナナブレッドは色んな種類があってオススメ。地下にテイクアウトコーナーがあるので、気軽にゲットできる。
  • ダコワーズ
    間にクリームを挟んだアーモンド風味の小判型焼き菓子。生地にメレンゲを使っているので、クッキーというよりも、もふっとした食感がする。コーヒー味や抹茶味など、バリエーションは色々。
  • 桜アイス
    桜の季節になると、期間限定で現れるジェラート。桜色のアイスに、細かく砕いた桜葉が入っている。ほのかな甘味と酸味がイケる。桜を使った食べ物は色々あるが、つまり桜味=チェリー味だと気付いたときは、何だか今まで騙されていたようでショックを受けた。
  • プリンタルト
    〔エッグタルト〕ともいう。外はサクサクのタルト生地、中はカスタードクリームをとろりとした焼プリン状に焼いたもの。やや焦げ目があるほうが、香ばしくて美味しいと思う。
  • スイート・ポテト・パイ
    名前の通り、スイートポテトのパイ包み焼き。スイートポテト単体でも美味しいが、パイ包みだとけっこうお腹もいっぱいになる。そしてパイを喰うのは、やっぱりクズがこぼれて大変。
  • アップル・パイ
    リンゴを甘く煮たコンポートを中に詰めたパイ。シナモンやレモンで風味付けをしたものや、カスタードクリームを一緒に詰めたものがある。アップル・パイ焼いたことがある人は分かるかも知れないが、中のリンゴはかなーり甘くしないと、パイにした時に味が無くなってしまう。ということは、アレは思ってる以上に糖分多い食い物ってことだ…。
  • ホワイト・チョコレート
    イブカは北海道で食しているので、やはり六花亭のホワイトチョコレートで。普通のチョコに入ってるカカオマスの代わりに、原材料に牛乳から水分を取り除いた全脂粉乳が使われている。そのため色も白いし、味もミルク味。むしろチョコというより固形ミルクだと思う。
  • ポテトチップス(日本版)
    イブカの大好物、サワークリーム・オニオン味。プリングルスの他に、夏限定で出ているカルビーのがおいしーい!さっぱりした酸味と玉葱の香ばしさが、たまりません…食べ過ぎには注意。
  • フライド・チキン
    やっぱし王道はケンタッキー。チキンのどの部位かは自分で選べないので、アバラの部分があたると、骨がジャマで食いにくいことこの上ない。とってもジューシーなので、食すには手をベタベタにする覚悟が必要。
  • 桜もち
    桜もちには、クレープ状の〔長命寺桜もち〕と、おはぎ状の〔道明寺桜もち〕の二種類があるのだが、イブカが食した高知県では長命寺派らしい。小麦粉、白玉粉、砂糖を混ぜた生地を鉄板でクレープ状に焼き、餡を包んで、塩漬けした桜の葉で巻いたもの。桜を思わせるピンクの彩りと、白玉粉のもっちりした食感がいい。
  • 鶏卵素麺
    博多と京都の和菓子屋で、イブカが夢中になっていた〔鶏卵素麺〕。麺?和菓子?と謎に思った食い物だったが、現物を見て納得。あー、ホントだ、黄色くテカった麺になってるよ、この菓子。注意書きに「これはお菓子ですから、湯掻かずにお召し上がりください」と書いてあるのが笑える。お味はというと、徹底的に甘い!これを嬉々として喰うイブカって、かなりの甘党だわ。原材料は五温糖と卵黄のみで、ただでさえ甘いカステラの、更に甘い部分だけ抽出して固めたような味。四百年の歴史がある珍菓で、南蛮菓子に属する日本三大銘菓の1つ。
  • 甘納豆
    水分のなくなるまで甘く煮た豆を、砂糖にまぶして乾燥させたもの。金時豆・小豆・大白芸豆・青えん豆・そら豆などが使われる。元は〔甘名納糖〕であったが、アマナナットウは云い難いので〔甘納豆〕になったらしい。納豆とは関係なし。
  • 鯛焼き
    鯛の形をしている二重焼き。一個、二個ではなく、一匹、二匹と数えて売られている。腹の中身は〔こし餡〕がノーマルだが、まれに変種もみられる。私が食べたのは〔クリーム〕〔こし餡〕〔こし餡+白玉〕〔こし餡+チーズ〕の組み合わせ。アンコにチーズ!?と思ったが、アンコの甘味とチーズのしょっぱさがマッチして、かなり美味しかった。オススメ! 昔、祭の屋台で食べた蜂蜜入り薄皮のヤツも、おいしかったなー。
  • 年越し蕎麦
    大晦日に食べなければ、ただの蕎麦。喰わなきゃどーなるって訳でもないんだけど、やっぱり大晦日には食べてしまうのが日本人だよなあ。江戸時代には既にあった慣習らしく、その由来は、運を良くする・家運や寿命を延ばす・一年の苦労息災を切り捨てる等々、色々な説がある。
  • タルト・オ・ポワール
    アーモンドの風味が香ばしい、洋ナシのタルト。ポワールとはフランス語で洋なしのこと。みっしりとした焼きあがりで、食べ応えがある。
  • カスタード・プリン
    基本はスチーム焼きだけれども、ゼラチンを使って冷やし固めるタイプなどもある。卵黄のみを使って生クリームを加えると、更に濃厚でクリーミーな味に。カラメルソースの代わりに、上に薄く振った赤砂糖(カソナード)を焼いてキャラメリゼしたクリームブリュレにしても美味しい。
  • フルーツ・ケーキ
    ブランデーやラム酒に漬けた乾燥フルーツをたっぷりと使ったパウンド型のケーキ。日本で普通に見るフルーツケーキは生地が白くぱさぱさした感じだけど、英国式では生半可でないフルーツの量に加えて生地にもブランデーが染み込まれていて、茶色くしっとりしたケーキはずっしり重くアルコール度も満載。薄く切って、生クリームを添えて食べると最高です。作ってから1ヶ月以上たったぐらいの方が、美味しいらしい。英国ではクリスマスケーキやウエディングケーキの中身も、フルーツケーキだったりします。
  • 缶入りガラナ
    「コアップガラナ」「キリンガラナ」を試食。どちらも(北海道限定)。ガラナ飲料といえば北海道らしーですが、ガラナ自体はアマゾン原産の木の実で、カフェインがコーヒーの3倍含まれてるそうです。コーヒーでさえカフェインレス推奨の時代に、カフェイン3倍ですか! 味は、子供用風邪シロップ並に甘ったるく、Drペッパーちっくに不思議なコーラ風味の炭酸飲料。コアップの方がキリンのより、おいしかったと思うです。キリンのはカフェインきついのか、眠い時には頭に良さそうだけど、代わりになんか胃がもたれる。キリンガラナは(北海道限定)と書かれてるくせに、なぜか広島市内の自動販売機にもりもり入っていた。
  • カルメ焼き
    薄茶色の半円型をした、砂糖の固まり。確か重曹だかなんだかで、加熱した砂糖を膨らませるんだったと思う。齧ってみたけど、やっぱり砂糖の固まりだった。分かってはいたけれど、やはり最後まで食せず敗北。
  • ソースせんべい
    「これ、変わった味だ〜」とイブカが食べていた〔ソースせんべい〕。横では、アルとケンも一緒にかじってました。小麦粉でできたような薄くて安いせんべいに、付属のソースもしくは梅ジャムを塗って食します。味は、駄菓子…好んで喰うほど美味いもんじゃないなあ、と。梅ジャムバージョンは酸っぱいよりも、むしろ奇妙な甘さが。酸っぱい梅干しは好きだけど、甘い梅干しは苦手な人なので敗北。
  • ぬれせんべい
    妹さんから、どっかのお土産を食わせてもらった。しっとりと、醤油でやわらかい煎餅。と思ったら、食ったあとで醤油一気飲みしたような具合になり敗北。うう。三浦さん、醤油キツイよこれ〜。
  • ドネル・ケバブ
    羊の肉をどーにかして、ミンチの団子みたいなのを串に刺して焼いたのがケバブ。それをピタパン系に野菜と一緒に挟んで食います。トルコとか、中東あたりのお料理。私が食ったのは羊でなく牛の肉でしたが、半分も行かずに負けました…。(倒)ケバブに使ってる香辛料が、なんかすごくダメだったみたいです。ジャック伯父さんとは、一緒に飯は食えないと思いました。
  • プレッツェル
    東京デジホツアーレポートでも書いてましたが、ドイツでアルを出迎えながら、イブカが食ってたプレッツェル。某大統領が喉に詰まらせたのは、同名のクッキーサイズの菓子の方。こっちはパンで、でっかいです。そして固い!これ、枝ですか?味は塩味…素で食っても、あんまり美味いもんじゃないかも。
  • メロンパン
    名前はこうだけど、メロン入ってないメロンパン。メロン好きのアルが「日本にはメロンのパンがあるのか…不思議だ!」と、勘違いして買ってるかもしんない。最近は、本当にメロン果汁入りとかあったりするけど。焼きたてメロンパン専門出店とかあって、なぜかプチ・メロンパンブーム?広島の方では、サンライズとも云う。こっちでメロンパンと云えば、アーモンド型のパンの中に、みっちりクリームが詰まったものを想像する人も多いハズ。


  • ブッシュミルズ
    ウルフ愛飲のアイリッシュウイスキー、白ラベルの〔ブッシュミルズ〕。大麦麦芽の原酒にトウモロコシのグレーンウイスキーをブレンドしているため、口当たりがまろやかで、ウイスキーというより、フレンチブランデーに味は近い気が。すげー、おいしかった…。しかも、お値段もお手ごろなので、非常にキケン。だって40度でロックであおれる美味い安酒って、絶対キケンでしょーよ!?黒ラベルの〔ブラック・ブッシュ〕も飲んでみたが、こちらは原酒80%、度数43度で、お値段もブッシュミルズより高め。ピリっとした堅い口当たりで多少クセがある。
  • ワイルド・ターキー
    マオ御指名の米国産バーボンウイスキー〔ワイルド・ターキー〕。ブッシュミルズと同じくコーンが入っている8年ものは、50.5度。クセが強く、ブラック・ブッシュなんて目じゃないほどの、ぴりっとした硬さが残る。メイナードが飲んでいた逸品〔ワイルド・ターキー・レア・ブリード〕の方は、8年よりマイルドな味だそうだ。


  • 紅茶
    水は空気が多く含まれたものがよいので、ミネラルウォーターで入れる場合はしっかり振るのがポイント。お湯は沸騰させすぎると酸素が抜けてしまうので、微妙なところで火を止めて。アルが普段飲んでいるのはウィッタードのブレンドだけど、英国では日本人がお茶を飲む感覚で1日に大量の紅茶をガブガブやるので、庶民はスーパーで売ってるテトリー等のティーバッグで済ませるのが普通だとか。葉っぱから、きちんとティーポットで入れるのは高級嗜好か。そりゃ日本人だって、ちゃんとしたお茶屋で高い緑茶買ったりはあまりしないものなあ。ティーバッグで入れる場合でも、カップに蓋をして蒸らしをすれば味が違うとか。ロンドンの水の硬度は[エビアン]が同じぐらいなので、一度英国の味を試してみては?でも、ハロッズの定番NO.14イングリッシュブレックファーストブレンドは、軟水の方がおいしかった。紅茶を美味しく賞味できるのは開封半年程度。イブカも云ってたけど、アルは秘蔵せずに飲んだ方がいいよ…。
  • ミルク・ティー
    英国風にはミルクティーでなく、TEA WITH MILK 。(ストレートティーは、ブラックティー/硬水で入れた紅茶は、色が黒ずんでいるから)。そしてミルクは、低温殺菌のパスチャライズ牛乳にこだわってみる。普通でミルクティーな英国人だが、アール・グレイとラプサンスーチョンだけはストレートで飲むのが伝統らしい。
  • アール・グレイ
    これまでに飲んだのは、ロイヤルコペンハーゲンと、リッジウェイ、ウィタード。リッジウェイの方が、ベルガモットの香りが強い気がする。色々なメーカーで香りを比べてみるのも楽しそう。ベースとなる茶葉は中国産のキーマンを使うのが古典的なアールグレイなのだが、現在メーカーによってはインドやセイロン産の茶葉を使用しているものもある。リッジウェイは濃く抽出しても渋みのでない分、硬水の方がコクがありおいしかった。ウィタードは葉が違うのか、硬水だと薄すぎて、軟水の方が合う。フォートナム・メイソンのアールグレイのクラッシック版は、ラプサンスーチョンがブレンドされているので正露丸臭いというウワサがある。
  • アッサム
    今までに飲んだのは、フォートナム・メイソン、ハロッズ、リッジウェイ、ゴールデンタイム、フォーションなどなど。どこのメーカーでもしっかりした味なので大概美味しいが、フォーションは、どのブレンドも薄味な気がしてちょっと好きくない。これも硬水でいれるのが、苦味がなくて濃い味で、しかも甘味も出てウマイ。もちろんミルクティーで。
  • ラプサン スーチョン
    奇妙な名前が耳に残ってて、発見したとき思わず買ったエディアールのラプサンスーチョン。中国産の茶葉で、スモーキーな香りが東洋の神秘的という歌い文句は間違っていないかもしれないが、日本人的にあの匂いは正露丸。なぜだー。香りは松を燻したものなので、味は普通の紅茶。硬水だと香りがマイルドになるというので試してみたが、そんなに変わった気はしなかった。良くも悪くも紅茶としては、かなり特殊な香りであるのは間違いない。
  • ディンブラ
    ウィッタード製で初飲み。ディンブラはタンニンが少ないので、軟水で長めに抽出しても、ほとんど渋みの出ない紅茶。したがって、味はマイルド。ワインで云えば、アッサムがフルボディなら、ディンブラはライトボディってとこでしょうか。
  • キーマン
    ハマヤ製で。ラプサンスーチョンと同じく中国の茶葉。同じくスモーキーな香りつけだが、こちらは正露丸臭くなくスモークチーズのような香り。濃厚なミルクを思わせる、こってりした味わい。軟水、硬水共に渋みはほとんど出ないが、硬水の方がややあっさりした味になる。この紅茶だけ飲んでいると、つられてこってりしたものが食べたくなってくる。紅茶はデザートと一緒にというイメージだが、キーマンはむしろ、ジューシーな焼きソーセージや肉料理なんかと一緒に飲む方が、一層美味しく感じる。
  • リゼ
    昔、某博覧会にて入手したトルコのお茶。CAYKUR製。これが実は〔リゼ〕という名前の茶葉というのを、試食会始めて、初めて知った。良く見ると確かにRIZEと書いてある…これが名前だったのか。チャイ向きの紅茶で、茶葉は細かい。アッサム並みのコクに加えて甘味のある濃い味わいがあるが、味が強いので続けて飲むのはやや胃にキツめ。
  • ヌワラエリア
    ハマヤ製で初飲み。苦い。というか、渋い…。この青臭い香りと渋みには、何か覚えがあるんだけどなーと首を傾げつつ、調べてみると思い当たるものを発見。ああ!これって、渋い緑茶だ!なぜ紅茶なのに、味が緑茶!?うーん…それがいいって人もいるらしいけど、私はどうせなら、美味い日本の緑茶飲んだ方が良いなあ。ちなみに、硬水で入れても渋みは変わらず。
  • ケニア
    レピシエでは、茶園の名前で売られているので、一見分かり難いアフリカの紅茶。渋みは弱く、甘味と、しっかりしたコクがあるのだが、それでいて凄くサッパリした飲み口なのが不思議。
  • グランボアシェリ・バニラ
    マリアージュフレールの、グランボアシェリ。葉が細かく砕いてあるせいか、いれ方によっては少し苦味が残るので、硬水使った方が美味しいかと。甘〜いバニラの香りで、すっかりバニラシェイク気分になるが、もちろん紅茶なので、バニラシェイクほど甘くはない。アイスティーにすると美味しい。
  • キャンディ
    ハマヤ製で。本当にこれ、紅茶葉だけですか?と疑いたくなるような、良い香りと甘味の強い紅茶。渋みは少なく、コクも適度で飲みやすい。
  • ダージリン
    インド製のものや、リッジウェイ、フォートナム・メイソンなどで。味・香り・色全てにおいてバランスのとれた、紅茶の王様。王様だけあって、味もお値段も紅茶のなかでも最上級。ファーストフラッシュだと、さらにUP。ダージリンと一言で云っても、メーカーや葉の季節によって、かなり味に幅があると思う。インド土産にもらった現地のダージリンは、涙がでるほど美味しかった。
  • ニルギリ
    ハマヤ製で。さっぱりした味で、アイスティーでも美味しい。ニルギリは現地語で「青い山」という意味なので、イブカは「これ、コーヒーでいえば、ブルー・マウンテンか〜」と云っていたけれども、味で云えば、紅茶のブルマンはダージリンなのでした。
  • オレンジペコー
    ハマヤ製で。やや渋みを残した、バランスのとれた味。オレンジペコというと、葉のグレードの名前に同名のものがあるけれども、これはセイロン産の葉を数種ブレンドしたものの名称。メーカーによりブレンドは異なるので、味も様々。
  • アップル
    紅茶にリンゴの香り付けをしたフレーバーティー。名前のとおり、リンゴの甘い香りが特徴。ストレートティーやアイスティーに合う。
  • ウヴァ
    マリアージュ・フレージュにて購入。イブカ曰く「ミルクティーにすると、うめ〜」らしいですが、私はアイスのストレートがお気に入り。洋和食どちらにも合うので、普通に食事と一緒に飲んでもさっぱりして美味しいです。
  • ドアーズ
    マリアージュ・フレージュにて購入。ヌワラエリアとディンブラを合わせた中間のような、さっぱり感と苦味が残る。アイスティー向きかも。


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