■統覚世界の領域(Apperzeqtion)
正気における夢と、狂気における幻覚の類似性。
<統覚領域>症例報告書によれば、被験者の意識には大まかに三つの表象レベルが確認される。中でも興味深い点は、正気と狂気を隔てる二つの世界の他に、中間点に位置する無境界世界の存在であろう。
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−−−−(実在界)
いわゆる、『現実』。
ユーラシオン(現象界)
実在界でいうところの『夢』のレベルに非常に似通っている世界。人の思念を正しく受けた象徴体が存在している。
ビュトス(無形想の深淵)
現象界と実在界の狭間に存在する無意識の領域。暗い鏡である水で表わされる。この領域への内的人格の降下(ダイブ)を行なえる者がアンカーとしての資質を持つ。
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