■境界喪失
世界を否定し呪う者は、世界に呪われる。

『現実と夢の境を失った僕は、それがただの夢だと気づくことのできない気味の悪い子供だ。でもこれがみんな夢だと云うなら、僕にとっての現実はいったいどこにある?』


境界者(アンカー)
夢と現実、現象界と実在界との境の存在値を持つ者。象徴体をその身に有し、それらが実在界に接触するための接点となっている。しかし夢と現実との境界喪失が精神に与える負荷は大きく、狂気に陥る者が多い。彼らの死の原因の殆どは自殺である。

象徴体(エイドス)
人の思念を正しく受けて存在するもの。実在界に存在するありとあらゆるものに臨在し、その姿を現わす。神や天使、悪魔のように誰もが象徴としての強いイメージを持つ形を取ることが多く、それらがあたかも実在界に存在するかのように認識されることを神現化(テオファニア)という。それ以外にも自らの願望像や、思念に強いインパクトを有する人物などは象徴体としての神現化を起こしやすい。

神現化(テオファニア)
自らの内面に臨在する象徴体にしたがって、無意識に模られた人格。多くは神や悪魔等の姿を取るが、非常に強いインパクトを持つ人間や自らの願望像が現れる場合もある。これらは自らの内より生ぜられたものであり、それゆえに自らの持つ望みの正しい形でもある。

流動口(ゲート)
夢と現実、現象界と実在界との境界をつなぐもの。ユーラシオンの象徴体が実在界に影響を与えるためには、境界者を媒体に神現化することが必要である。ゲートを開くには互いの世界に接点を必要とするため、象徴体は実在界の人間をアンカーとするべく契約を結ぶという。

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