■象徴を成すもの
正気の者に境は超えられない。あれはもう、お前の世界には属さぬ者だ。

被験者の自我構成意識は、既に崩壊しつつあるものと思われる。
速やかな臨床記録の提出を要求する。


マスター
ユーラシオンの守護者で、世界の存在を保つ柱となる存在。『必然であるところの役割を果たす』為の自己意識。第1万36代目のマスターは、アンカーとの統合に失敗し消滅した。新たに生まれた現マスターは、右腕にユーラシオンとの繋がりを示す鎖をはめており、なぜか右目に深い傷を持つ。

ドール
常にマスターの側にあり、その命には従順である人形。マスターの力が失われた際に、崩壊するユーラシオンの存在を支えた。マスターの前では愛らしい少女の姿を好んで取るが、それ以外では目まぐるしく姿を変える。1万36代目のマスターによって作られた、マスターの一部。

ロード
ユーラシオンに害なす魔物である妖魔。妖魔とは普通、ユーラシオンの崩壊を望むものだが、先代のマスターの因縁により、現在の彼はマスターに対して不可解な行動を取り続けている。

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