■端末 (ターミナル・メタル・ドール)

教法師ハルによって造られた都市の環境システム管理を行なう情報体は、端末機械人形(ターミナル・メタル・ドール)を作動させるプログラムとして各都市のメインコンピュータ内に組み込まれている。ヘスペリデスにミカエル、ヴァルカンにセラン、ケレスにフェリス、そしてエデンには第四の端末と呼ばれるカリスが配備されている。


ミカエル
西の楽園都市『ヘスペリデス』を管理する端末。人間を地上から抹殺しようとした。機能は『衰退』。本体の破損後、その情報体はヘスペリデスのメインコンピュータ内に残り、接触したロキの電脳にウイルス転移する。

フェリス
南の女神都市『ケレス』を管理する端末。パーソナリティーの崩壊を起こして消滅する。機能は『生命力』。

セラン
北の炎都市『ヴァルカン』を管理する端末。ヘスペリデスにて消滅。非常に礼儀正しい物腰。機能は『知性』。

カリス(第四の端末)
エデンを管理する端末。聖杯を意味するカリスの名は再生の表徴でもある。元老院に対する抵抗力を持つ唯一の存在として教法師ハルに創られる。エデンの象徴である『上弦の三日月』と『赤』を身に帯びる。機能は『感性』。アンヴァンでは吟遊詩人『セルヴィス』として、象徴体の意識操作を無効化する波動を帯びた魔剣(ブリオングロード)を所持している。

SIDE BY SIDE 情報体端末を作動させるためのプログラム。各都市の環境システムを制御するためにメインコンピュータ内に収められている。感情構造に学習を有し、接触したプログラムに対しては強力なウイルス転移性を持つ。