■存在するもの・されるもの





上王【ハイ・キング】
『王の上に立つもの』の意。死したる地よりアンヴァンを創り出した神々で、光・闇・炎・水・風・地の6つの属性の力を統べる上王が存在し、竜族を従者として従えている。光王はウィリク、闇王はディネゴール、炎王はローグ、水王はロクロレア、風王はラサール、そして地王にはファイとそれぞれの上王の元にその命に従う王が存在し、更にその王の下に宰相・方伯・宮廷魔術師が付く。吟遊詩人の語るところによれば地王は『沈黙の神々』に、闇王は光王との争いにより力を失い消滅、光王もアンヴァンのどこかで永き眠りについているという。

ウロボロス
地底の穴に眠っているとされる世界の始めと終りを見る竜。魔剣ブリオングロードを手にしたヴァルストークにより、その封印を解かれる。

沈黙の神々
人々の前に決して姿を現わすことのないといわれる神々で、その名を口にすることは上王により禁じられている。上王と対立する彼らは、古えの争いで地王を消滅させたと伝えられている。

天人【てんじん】
白く輝く翼を背に持つ異界の神々。『聖』の属性を持つため、『魔』の属性の妖魔を敵とする。上王とも対立している。

神聖獣
竜を始めとする美しい異界の獣。妖獣が妖魔と属性を同じくするように、神聖獣は天人と同じ側にある。

竜族
神聖獣の竜が人身を得た姿とされる一族。光の属性を持つ一角竜、闇の属性を持つ闇翼竜、炎の属性を持つ紅塊竜、水の属性を持つ水竜、風の属性を持つ青界竜、地の属性を持つ烈地竜の6種族があり、各々の属する上王に仕える。烈地竜は地王の消滅と共に滅びたとされる。人間よりも長命で体力的にも術力的にも優れており、特に魔術に関しては呪文の詠唱を行なう必要を持たない。ファリジャに住む。

※彼らはFUZEの末裔であり、強いDamm因子を有している。

神官
ヴィンガルに住む隠者たちのこと。上王への服従を拒む彼らは天輪に従って生きている。しかし『すべて定め』『定めのままに』などの、彼らがしばしば口にする天輪の真意を理解するものはあまりない。神官の最高位である神官長は、ヴィンガルの王を兼ねて『神官王』となる。

癒し手【シャナール】
心や体に受けた傷を、内面より癒す能力を持つ者。薬師や神官に多い。

方伯
王の下に従い、その手の届かぬ地方の統治を任せられている。世襲制をとる。

宮廷魔術師
特定の王に従属し、その命に従う魔術師。

魔剣士【ブレスト】
術師と剣士の両方の能力を備え持つ者。過去に存在した例は少ない。魔剣ブリオン・グロードの初代所持者となったオルカスは有名。

魔術師
上王の統べる光、闇、炎、水、風、地、6つの属性を持つ魔法を使いこなす術師。なかでも城に上がって王に従属する魔術師のことをを宮廷魔術師と云う。数々の韻をふんだ呪文(言魂)を詠唱することで象徴の力の発動させる。強い魔力を持つ者ほど簡略化された呪文で魔法を完成させることができる。名のある魔術師はそれぞれ象徴石を持っており、自らの特色を強めるために身につけている。

魔導師
魔族との契約により、魔術師の使う術の他に『魔』の属性を持つ魔法を使いこなす術師。魔獣を召還して使役魔とする者もあり、またその言葉には呪いの効力があるとも云われる。アンヴァンに属さない術を使用する反動を受けてか、魔導師の瞳は一様に硬質の金属的な光を帯びている。

妖術師
『闇』の属性を持つ魔法のみを専門に扱う術師。

妖魔
『魔』の属性を持つ異界の住人で、秩序を崩壊させる者。『聖』の属性を持つ天人とは常に対立する。

魔獣
おぞましい姿を持つ異界の獣で、知能は低く残虐。別名『不法をなしたる獣』。西の森に多く生息する他、使役魔として魔導師により召還されることがある。

魔狩り師
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SIDE BY SIDE 天輪【てんりん】ヴィンガルの神官たちの思想の要となる法で、『天の定めた物事のあるべき姿』。その真意を知る者は少ない。