■古に連なるもの

オルカス・ドゥーリン
ディネゴールの魔剣士。『沈黙の神々』により与えられた魔剣ブリオングロードの最初の所持者。上王の存在に疑問を持ちシーファル、ティレシアスと共に反逆を起こすが、光王を庇い身を投げ出したティレシアスを誤って殺害してしまう。黒髪、ダークブルーの瞳。魔剣士とは思えぬ程の、小柄な体躯をしている。

シーファル・セル・ルーン
ラサールの文官で、ティレシアスの友人。古えの知識を手にしたため上王に命を狙われたところをオルカスによって助けられ、以後行動を共にする。文官と云うには違和感のある大柄な体格の持ち主で、丸眼鏡を愛用している。楽天家で、どんな苦境に陥った時でもひたすら前向きに進むことのできる人物。後に『沈黙の神々』の擁護を受けてヴィンガルの初代神官王となる。

ティレシアス
盲目の楽師。オルカスとシーファルの友人。光王をかばい、オルカスの振るった魔剣ブリオングロードで死亡する。

シオン
元老院により記憶操作を受け『光王』となる。上王の命に背いたオルカスを処罰しようとするが、ティレシアスらの働きかけによりシオンとしての記憶と自我を取り戻し闇王を消滅させる。自らの行なった罪の深さに耐え切れずに絶望から自らの存在を封印するが、アスランの力により封印を解かれ覚醒。その後は彼の死すまで行動を共にした。乳白色の髪と深紅の瞳を持つ。洗脳時には世界をより良く保つことを全てに行動をしている。記憶が戻った後は上王の呪縛からヴィンガルを開放しようとする。→アーク(箱舟計画)

セルヴィス・シー・ファーナ
年齢性別不祥の吟遊詩人。アスランに魔剣ブリオングロードの在処を教える。魔法の効かない特異体質の持ち主。異様な程の博識家だが、その出自を追求には柔らかな物言いですらりと話をかわしてしまう。長く伸ばした黒髪と美しい声を持つ。

※セルヴィスは第四の端末セランであり、アンヴァンでは『沈黙の神々』と呼ばれている者でもある。シオンの精神呪縛を解くためにアスランに接触する。


SIDE BY SIDE ブリオングロード『天の石』を材質に持つ魔剣。全ての魔力を無効化する特性を持つため、通常の武器では傷つける事のできない上王や天人、妖魔、更には流動口のエネルギー体であるウロボロスをも切ることが可能である。オルカス、アスランによって所持される。(解説)ブリオングロードの刃が帯びる波動は、象徴体のそれを中和し、打ち消す力を有している。またブリオングロードの収められている鞘は高い吸音性質を持つ。
天の石魔剣ブリオングロードの原石で、天より落ちたと云われる石。ようするに隕石。